相对
振り返ってみたら、日本に来るのが8年前のことでした。あっという間です。日本へ行く飛行機に乗る時の気持ちは今でも思い出します。とんでもない緊張です。そもそも日本へ行くのに日本の航空会社を使うのが多いと思いますが、なぜかアメリカの航空会社を使いました。周りが全部英語圏の方で、CAの方も日本語が話せません。一番記憶に残ったことがあります。CAの方が「Want something to drink?(何か飲みたいですか)」と聞かれた時、思わず「お水ください」と答えました。CAの方も私も一瞬フリーズしました。
ところが、皆さんは同じ長さの時間のはずなのに、短く感じたり、長く感じたりすることってありますか。この感覚を引き起こしている主な要因は時間経過に対して向けられる注意であると考えられています。時間の経過に注意が向けられる頻度が高いほど時間がより長く感じられるのです。逆に,時間の経過に注意が向けられる頻度が低い場合や,時間の経過以外の事柄に注意が向けられる場合には,時間は短く感じられます(一川 誠,2010)。
なるほど、あの時の一瞬が長く感じた原因はこれだったのかと授業の時ふっと思いました。このように短い時間を長く感じる時は誰でも経験したことがあると思います。その時皆さんはどうしますか。そのまま放置するのもなんだかストレス溜まってしまいそうな感じですよね。この時登場するのがマインドフルネスです。注意を呼吸に集中することによって時間にフォーカスしてしまう自分をリセットすることができます。リサーフでも毎朝マインドフルネスを行なっていますので気軽に参加してみてくださいね。
SEN
参考文献: 一川 誠(2010). なぜ時間を長く感じたり、短く感じたりするのですか? 心理学ワールド第48号.