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いくつになっても健康でいたい。そう思われる方は多いのではないでしょうか。かくいう私もその中の一人です。
個人的に長生きそのものには興味がないのですが，日本人の平均寿命が延びてきているのは事実ですし，確率的に長生きする可能性はそれなりに高いのかなと感じます。そして，どうせ長生きをするのなら，元気に動ける身体でありたい。そのようなことを，年々歳を重ねるたびにぼんやりと考えていました。

そんな時，偶然テレビでTRFのSAMさんをお見掛けする機会がありました。SAMさんはなんと今年で還暦を迎えたとのこと。とてもじゃないけどそのようには見えなくて，ものすごく驚きました。今はお年寄りが楽しみながら健康的に動けるようになるダンスの開発をされているようです。そしてそのダンスにはジェロントロジーという考えが取り入れられているというのです。

ジェロントロジーというのは，加齢学とも言われ，人間がポジティブに年をとることを何よりも大切にしている学問のことだそう。人間は年をとるにつれて様々な変化が生じますが，その変化の中で，いかに心・体・美の３つのバランスを保つかが，ポジティブに年をとるためには大切だとSAMさんは言います。確かに，身体が若い時のように動かなければ，気持ちもふさいでしまうでしょうし，そうなると見た目も老けてしまうことになりかねず，この３つはどれも相互作用的に関わっていそうです。

そしてそのためには，健康的な生活習慣を保つことと健康的な生活習慣を送るコミュニティの一員となることが重要であるといいます。健康な生活習慣は食事や運動，睡眠が関係します。これは多くの方が日ごろから意識していることかもしれません。

一方でコミュニティとは「人や社会とのつながり」という意味であり，例えば地域の集まりや習い事など，何らかのコミュニティに定期的に参加することが長生きに関係するそうです。多くの人と出会うことで会話をする機会が増えますし，何らかの生きがいも見つけやすくなるからでしょう。

仕事をしている方にとっては職場が一つのコミュニティと言えそうですが，退職してしまったらそのコミュニティは失われてしまいます。退職後に行き場所がないと感じる前に，どこか別のコミュニティを作っておくことが大切なのだと思いました。

このブログを読んでくださっている方の中にはリサーフがコミュニティの一つと言える方もいらっしゃるかもしれません。プログラムを通してたくさん運動する機会はありますし，栄養バランスのとれたお弁当も食べることができるので，ジェロントロジーという観点からもリサーフは意義のあるものなのでは？と，最近違った目線でリサーフのことを見たりしています。

M.M.