最近のお話
皆さん、こんにちは。
最近に久しぶりに焼き肉を食べたら、豚トロがびっくりするくらい美味しかったスタッフのMNです(何の話だ?)
突然ですが、実は私はテレビがちょっと苦手です(だから何の話だ?)
テレビって映像とか音とかがとっても派手で、観ているとなんだかしんどくなってくることがあるんですよね。
「見なければいい」というのもそうなんですが、家の中ではそうも行かない場面もちらほらあったり…見なくても音が聞こえてくるだけで気になってしまうこともあります。
その一番が、晩御飯のときです。
晩御飯を食べているときに家族がテレビをつけていると、映像が目に入ってきてしまいますし、目をそらしても音が耳に入ってきてしまいます。
テレビを消してもらえれば私としては一番いいのですが、家族に見たい番組もあり、残念ながら必ずしもそうはいきません。
すると私は内心「わ~っ」ってなります。「まあたまにはしかたないか」と思いながらも、なんとも居心地が悪くてですね、心の中では「あ~早く終わらないかな」なんて思ったりしています。
はい、突然ですが、そんなときに登場するのが、こちら。
マインドフルネスです。
「え、この話マインドフルネスの話だったの!?」とお思いのそこのあなた、そうです、マインドフルネスの話です。
(スタッフブログで「テレビ嫌~」って話だけしたら、たぶん怒られます)
私は晩御飯の間にテレビがついているとき、ご飯を食べながらマインドフルネスをしています。
念のため、「マインドフルネスってなんだ?」や「聞いたことあるけどよく知らんな」という方のために、少しご説明しますと
マインドフルネスというのは、「自分の中に浮かんでくる考えは一旦置いておいて、今この瞬間の感覚に意識を向けること」です。
例えば、晩御飯を食べながらテレビを見ているとき、私はテレビの音を聞きながら「わ~っ」とか「あ~早く終わらないかな」とか考えています。
私の場合、そうするとどうなるかというと、晩御飯の時間中がストレスを感じる時間になってしまうんですよね。
でも「わ~っ」とか「あ~早く終わらないかな」とかの考えが私の中に浮かんできている間、私には見落としている「今この瞬間の感覚」があります。
それは、豚トロがめっちゃ美味しいということです。
そう、豚トロがめっちゃ美味しいんです。
確かに私の中には「嫌だな~」みたいな、いろんな考えが浮かんできます。
でも同時に私の口の中には、豚トロのあの柔らかい舌ざわり、肉汁のあぶらの感じ、程よく噛み応えのある歯ざわり、そして塩コショウの香ばしい匂いが広がっています。
豚トロは噛めば噛むほど段々と細かくなっていき、ゴロゴロしたサイズの食感から段々と小さくなっていくのが分かります。
あごも噛めば噛むほど力まずに豚トロをつぶしていくのが感じられます。
さらに口の中に白米を投入。
ひと噛みで白米のかたまりはバラバラに散らばり、口の中を動き回ります。口の中のいたるところに白米のすべる感じが感じられて、奥歯がそれを噛むと白米のあの甘さが広がります。
そしてその味が舌の上で豚トロの味やあぶらと混ざり合って…ああもうめっちゃ美味しい。
はっ…つい豚トロの食感に夢中になってしまいました。
でもどうでしょうか皆さん、今の豚トロの間、テレビの話は忘れていませんでしたか?
私は「あ~早く終わらないかな」という考えは一旦置いておいて、「今この瞬間にある感覚」である豚トロの感覚に集中していました。
すると晩御飯の時間は、単純に「嫌だな~」と考えているだけの時間ではなく、美味しいご飯を味わったり、いままで気づきもしなかった香りに感動したり、ちょっぴり素敵な時間になったりします。
ときどき私たちは嫌なものが近くにあると、それに対する「嫌だな」って考えで頭の中がいっぱいになってしまうことがあります。
もちろん人間ってそういうものなので、それを何か「嫌だなって思わないようにしよう」や「考えないようにしよう」としてもなかなか上手くいかないものです。
でも、そんなときいったん立ち止まって、自分が感じている感覚にいろいろと注意を向けてみてください。すると嫌な時間の中にも、嫌じゃない部分が隠れていることに気がつかれたりするかもしれません。
はい、というわけで今回は豚トロ…じゃなくて、マインドフルネスって日常生活でこんな使い方ができますよ、というご紹介でした。
「意味が分からん!」と言いたくなった方、すみません。リサーフのスタッフに聞いてみてください。私より数倍分かりやすく説明してくれると思います。
そして、もし「よく分からないけどなんとなく興味は出た」という方がいらっしゃったら(こんな文章でそんな人いるのか…?)
よかったら、朝のマインドフルネスのプログラムにお越しくださいな(9時40分からやってます)。