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法螺貝 (ほらがい)

 法螺貝をご存知ですか。

 

戦国シーンで「いざ!出陣!ホオォ~ホオォ~」と、吹いているあれです。

 

巻貝で、法螺貝の先端を削って穴をあけ簡単な吹き口をつけたシンプルな構造です。

吹奏するホルン属の楽器で、トランペットの親戚、英語名はトランペット・シェル。

唇で「ブーッ!」と振動を吹き込みますと、管の中を空気が振動して共鳴音がでます。

 

 最近、法螺貝の話題が出た時に、そういえば昔、あるお寺にふらりと行ったときに、

お守り売り場の方から、手のひらサイズの法螺貝をすすめられて、買ったことを思い出しました。

購入時、吹けども、吹けども、口がしんどいやら、酸欠状態やらで、全く音がでませんで、よくわからないまま

お守りと一緒に飾っていたのです。

最近インターネットで、法螺貝の吹き方を検索して実際に吹いてみますと、

一回で音がなり、ビックリしました。

手のひらサイズなので「ブー」となります。

まさかなるとは思っていませんでしたので驚いた(あらまあ!うれしい!)のと。

意外ともうちょっと吹いてみたいのと

(たまたまかな?もう一回吹いてもなるかな?ちょっと!これ!おもしろい!とまらなくなってきた!)

吹き終わった後に暫く吹き口があたっていた方の顔半分が、微弱な骨振動の余韻が不思議で

(はじめての体感で何だか骨振動マッサージのような…。。)

 

 法螺貝の吹き口を「歌口」といい、吹かずに「立てる」というそうです。

 

 法螺は梵語でsankaといい、釈迦の説法が遠く響くことをたとえるもので、仏教では、諸神を呼ぶための法具とされている。

日本へは奈良時代に中国から伝えられたといわれています。

平安時代には東大寺の修二会(しゅにえ)や山信仰から生まれた修験道(しゅげんどう 山中で猛獣を追い払うためにも吹いた)など、

信仰と結びつきました。

戦国時代には、陣太鼓とともに、戦場での通信や、戦意高揚の手段にも使われました。

 

 法螺貝を立てる体験会もされているようです。

またYouTubeでは、法螺貝の立て方や、いにしえからつづいている日本の音色をたのしみました。

                                                      H.H

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