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年賀状

今年も残り1か月、来年の準備をする時期になってきました。この時期、困るのが年賀状です。SNSの普及や職場での虚礼廃止などで年賀状を送ることも減ってきましたが、昔からの付き合いがある人には年賀状を送っています。でも本当のことを言うと、年賀状を書くのがいやで、デザインを考えるだけで苦悩の日々が続くのです。自分にとって年賀状は憂鬱で、こんなものなくなったらいいのにと毎年考えています。

 

あっさりと今年が最後ですと年賀状に書けばどんなに楽になるでしょうか。実際、終活の一つなのでしょうか、「本年で年賀状を止めます」という年賀状がこの数年見られるようになりました。そんな中、毎年年賀状が来る中学時代の友人から昨年年賀状が来なないことがありました。彼とは中学時代から仲が良く、趣味も同じで卒業してからも一緒に遊びに行ったりしていたのですが、働いてから会う機会も減り、最近は、年賀状で今年は会おうと書くのですが結局会えずに一年が終わる、そんなことがかなり続き、実際は、年賀状だけの付き合いになっていました。忙しかったからか、それとも年賀状を出すのを止めたのかと思っていたところ、1月半ばに、彼のお姉さんから寒中見舞いが届きました。そこには、彼が一昨年に亡くなったと記されていました。知らせを受けて、これも年賀状だけのやりとりをしていたもう一人の友人にも連絡し、彼のお宅にお参りに行くことになり。一昨年に突然亡くなったことがわかりました。お姉さんの話では、突然の出来事で、生前、かれが誰と交際していたのかもあまりわからず、年賀状が来た人に連絡したと言っておられました。

 

こんなことなら、もっと早く会っておいたらとよかったと思いで残念でなりません。もし、年賀状のやり取りをしていなければ、彼の死も知らず、もう一人の友人にも連絡できず、線香を上げることもできなかったと思います。日頃会える人とは年賀状のやりとりはいかがなものかと思う面もありますが、日頃会わない人への年賀状は止めることには躊躇し、年賀状の大切さを知りました。今年も年賀状の季節が来ます、今年くらいは元旦に年賀状が着くように書いてみるか、それとも年賀状を止めて楽になるか悩める日が続きます。

                                      TT

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