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竹下の日常 その7

 新しいスタッフが来られたので今回は半年も空いて回ってきました!!
子供ネタの連載になりますが、お付き合いよろしくお願いします。

 長かった夏休みも思い返せばあっと言う間に終わりました。夏休みが終わってもう10月、年末に向けて季節も変わり始めました。
宇宙人結乃は夏休みは勉強を頑張りました。3年生の総復習のテキストを買ってコツコツ毎日仕上げました。それを、夏休みの宿題に加え自由課題として提出できました。夏休みだからと夜更かしすることなく規則正しい生活をしていたので、新学期も嫌がる事なく登校できました。ゆくゆく大人になっても整った生活リズムが身に付いててくれれば‥と思う反面、私の1人時間の確保でもあります。
 4年生になって週2回、遊びに行かずに私と算数の予習復習の日と決めました。予習復習することで授業が理解でき、手もあげられるようになったようです。ただ、私と勉強すると『解らない』となると、グズッたり甘えたりします。考える前に『お母〜さん、わから〜ん』の連発、夕飯作りをしながらキッチンを行き来、教えながら徐々にイライラ、そんなことを繰り返しながら今では男友達、女友達が2人も加わって後藤塾もどきをしています。友達と一緒にするようになってグズグズ言えず、集中して3人で毎週勉強しています。解らない時は私が友達を教えて、友達が結乃を教える、間違ったら友達と考えながら見直しする、これもいいかと思いながらやっています。コツコツ勉強すればきっちり身に付き、授業についていけて、テストで満点取れる。結乃も友達も目をキラキラさせながら嬉しそうに報告してくれる姿が私も嬉しく感じます。私がどこまで教えられることやら‥と思いながら、私も次の予習復習をしないと行けない日が来そうです!!
 野球の方は運動神経が良く、男子に負けず頑張って暑い夏も乗り切りました。先日宇治の平等院辺りを散歩していると、ここは中国かと思うくらいの外国人の観光客で賑わっていました。地黒、毛深い結乃は更にこの夏で黒さを増したせいか、おばあちゃんに、外人さんに間違われて話かけられていたので大笑いでした!!

 怪獣有乃は年長さんになって、一大イベント10月の運動会、演奏会に向けて練習が始まりました。鼓笛隊やマーチングなどの役割の中で、有乃は指揮者に選ばれました。メジャーと言う1メートル程の棒を大きな声出しと共にバトンの様に振り回す大役を務めることになりました。この半年間、掛け声を口ずさみ、新聞紙を固く巻いたメジャーに似せた物を作って振り回し『ピーッピワンツ、ピーッピワンツ、イチニッサンシ‥‥』と家の中での練習が始まりました。自分以外の役も覚えるまでになり、お箸を持てば掛け声しながら小太鼓の真似をして、頼むし静かにして‥と思う毎日でした。怪獣に変身してから年長さんまでパワーアップしていたのも、今では指揮者のプレッシャーが知らず知らずにストレスとなってたのかな‥と思いたい(笑)運動会が終われば怪獣から脱皮してくれると信じたい(笑)運動会本番では、失敗しても大丈夫、メジャーがすっ飛んでいかない事だけを願って送り出しました。ミスなく立派に遣り遂げることが出来た姿に感動で涙どころか、あんなにきっちり出来るんだーとびっくり笑けてしまいました。

 そんな怪獣のグズグズに負けそうな時に、加賀さんに『弁別刺激』を教わりました。弁別刺激とはオペラント条件づけにおいて、その刺激のもとで自発した反応に強化刺激が後続したことにより、反応の自発頻度を増加ないし減少させる環境事象といいます。先行条件に何かあるか、無いかで、行動が強化されるか弱化されるかが変わること、その際の「何か」を弁別刺激というわけです。
 怪獣有乃で例えると、幼稚園ではお利口さん、家では家族には甘えてグズグズ。相手を選んでやってるので、ややこしいグズグズのときは相手にしない。グズグズじゃないときはすぐに返事して相手する。このグズグズに一度でも屈しない事が条件です。なぜならば、一度でも屈してしまったら台無しになるからです。確かに、外では頑張ってるので家で甘えるのはいいですが、悪い甘え方が家族を疲れさせます。家族で相手しないと決めるのですが、怪獣は母に相手されないと思えば、更にグズグズを強化していきます。姉と父も頑張りますが、グズグズを聞きたくなくて、面倒臭くて、根負けしてしまうのを繰り返したので、年長になっても猛威を奮ってきました。そこで、旦那一言「有乃は可愛い、可愛いて甘やかして育てたからな〜相手出来る事はまだしてやってもえぇんちゃうか」。夫婦の意見の相違はこんなもんですね。もちろん子供あるあるですが、後藤家の子育ては試行錯誤の毎日で、今の苦労も子供が大きくなればあんな時もあったね〜て、家族で笑い話してる日が待ち遠しいです!!    J.T

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