筍
毎年春になると食べたくなるたけのこ
朝掘りたけのこを買いに行く日は、気持ちが弾みます。
圧力鍋に上限量はいる量を買い込み、調理開始。
私の場合は レシピ通りというよりも自分で好きなように調理します。
まず全部皮をとってしまいます。
たけのこの皮をむいていると、とっても癒される香りがして、とても心地いい感覚になります。これこれ!この香り1年待ってました!と思うくらいです。
後は圧力鍋に入れ茹がきます。
時間なんて、気にしません。適当です。
蒸気がシュッ!シュッ!シュッ!シュッ!と出ている音を聞きながら火加減を調整。
時には圧力鍋から湯が噴き出てきますが想定内なのでいちいち気にしません。
他の用事をしながら待っていると。
部屋中に「たけのこが茹で上がりましたよ~」と言わんばかりの香りがしてきます。
そうなるともう私の脳は反応し、圧力鍋のそばでしばし、深呼吸をして意識をたけのこの香り一点に集中します。
そして火をとめます。
湯がさめたらおまちかね。味付けをせずに今年の味を確認します。えぐみも全く無くたけのこそのものの味、歯ざわりと風味を通して、「今年も食べることができて しあわせ♡」と脳がよろこびます。
味つけは適当にかつおだし風味の味にして。ほおばります。
筍は1736年薩摩藩主島津吉貴が中国から琉球に伝わっていたものを移植したのが始まりといわれ、成長が非常に早く、10日程で(旬内で)竹になることから「筍」という漢字がついているそうで、食物繊維が豊富で便秘解消や痰をなくしたり排出するなど体内の毒素を排出する働きや、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウムを含むアミノ酸の種類である、グルタミン酸、チロシン、アスパラギン酸を含みこれが 筍のうまみ成分となっており、切り口に見られる白い粉状のものがチロシンで、摂取すると脳内物質のドーパミンが増加し、抗ストレス作用があるとされているそうです。
これからは淡竹(はちく)と呼ばれる(細長い筍で皮は薄く、赤紫がかっている。)も出てきます。これもおいしいです。運よく路地販売にであえたら買って食べたいと思います。
H.H